言葉の細かいところが気になるのは職業病かもしれませんが、もともとそういう性格だからこういう職業に就いたとも言えます。

NHKの夜9時からのニュースの最後の方にスポーツコーナーがありますが、その中で、大リーグ情報を伝えた後で、続けて日本のプロ野球のニュースに移る場合に「続いてはプロ野球です」と言うことがあって、気になります。

どういうことかというと、「じゃあ、大リーグはプロ野球とちゃうんかい!」という突っ込みを入れたくなるのです。大リーグはアメリカのプロ野球なのだから、「大リーグ」VS「プロ野球」のような言い方をされると、大リーグがプロでないと言っているような気がしてしまうのです。「次は日本のプロ野球です」なら、まったく問題はないのですが・・・。

夜9時のニュースは英語音声もあるはずだから、機会があったら、英語でどう言っているのかを確認してみたいです。もし自分が、「次はプロ野球です」を英語で言えと言われたら、親切心で、Next, Japanese professional baseball. と言うだろうと思います。

元の日本語にない Japanese を補足しているわけですが、こういう補足は、私自身は、普段の翻訳の仕事の中でも結構たくさんしてしまう傾向があります。ただ、やり過ぎると、「そんなことは原文には書かれていないではないか」と言う人がいる可能性もあるので、以前と比べると自制しているのも事実です。

口頭でやる通訳なら、これぐらいの補足はどんどん積極的にやるのでしょうが、文字に残る翻訳では、こういう補足は最小限にするという方針の人も結構多いと思います。ただ、それだと、原文の言おうとしていることが伝わりにくくなったり、誤解の原因になる可能性もあると思います。必要なのは、バランス感覚だと思います。
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