アメリカの Gilead Sciences(ギリアド・サイエンセズ)社は、単にギリアド社と呼ばれることも多いようですが、インフルエンザ治療薬のタミフルや、エイズ治療薬の特許を持っているそうです。

以下のビデオには出てこない話ですが、ネットで少し検索したら、ラムズフェルド元国防長官などの政治家が同社株で大もうけをしているとか、エイズ治療薬を途上国向けに安く提供するといいながら、なかなか進んでいないとか、企業だから当然なのかもしれませんが、ちょっとなあ・・・と思うところがないでもありません。


以下、このビデオで紹介されている事実と、この番組独自のコメントを並べると・・・

- 現在の世界のエイズ患者数は約3,320万人
- ギリアド社は、HIV感染者の延命に役立つ薬を作っている
- 同社には11の製品があるが、主力は抗ウイルス剤Truvadaや、あと9年間有効な特許が残っているエイズ治療薬
- 同社はエイズ治療薬市場の半分を占有している

- (同社や株主を)陰気(morbid)にさせる話は、エイズの完全な治療法がみつかれば、同社はダメージを受けるかもしれないということだが、エイズの治療法が見つかることって、本当は morbid とは逆の、cheerful な話なのかも?

- ギリアドの抗ウイルス薬について聞いたことのある人は少ないだろうが、過去10年間眠り続けていたのでなければ、タミフルという名前は聞いたことがあるだろう。そう、ギリアドが誇る、インフルエンザの大流行による大混乱を食い止める万能薬だ(Gilead's all-in-one cure for pandemic pandemonium)。

- 鳥インフルエンザが発生する前まで、タミフルはクリスマス前のZune(マイクロソフト社の携帯音楽プレーヤーで、アップルのiPodなどとは比べものにならず、全然売れていないやつ)のように、あちこちに大量の売れ残り在庫があった。

- しかし、鳥フルに有効な唯一の薬とされて、世界の50か国以上が狂ったようにタミフルを備蓄する(hoard)騒ぎになり、同社は大もうけをした。今はその騒ぎは収まり、アナリストによるとインフルエンザに対するパニックは影をひそめた。

- でも、またいつそういう話になるかもしれないし、カンザスのサッカーママ(子供のサッカーの試合の応援に熱心な母親)がタミフルを買いだめしている間に、ギリアド株を買っておくのはいいアイディアかもしれない。

- というのも、最初に言ったように、エイズ患者は3,320万人もいて、HIV陽性患者は20年以上生存可能で、生きている間に薬代として600,000ドルを使う。それだけでなく、みんなが好きなインフルエンザの万能薬(panacea)も持っているし、豊富なキャッシュフロー、昨年の売上の伸び率40%などを見ても、ギリアドは絶好調といえる。

- われわれが病気になり続ける限り、ギリアドは現ナマ(dough)かき集め(rake in)続けることができる。またそれは、別に悪いことでもない。
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コメント 2

pikayuo  2008, 02. 29 (Fri) 08:06

タミフルとラムズフェルド

うちにも子供がいるので去年タミフルの情報を探していたら
あちこちで取り上げられていました!で、タミフルの一番のお得意様は日本のようですね~
耐性菌が登場したというのも気になる情報ですね

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Applecheese  2008, 02. 29 (Fri) 08:25

pikayukoさん

異常行動の報道で、日本では嫌っている人が多いと思っていたのですが、それでもやっぱり日本はお得意様なんですね。この会社がどうなのかは分かりませんが、薬を売る会社が儲け主義に走るのは、なんか怖いですね。

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