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見て良かったと思いました。映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』です。原題は、"proof" です。

主人公キャサリンの父親は、かつて天才的な発見をしたものの、年老いて頭がおかしくなった数学者です。キャサリンはその父を支えるために一緒に暮らし、精神的に疲れ切り、人を信じられず、傷つきやすく、いろいろな恐怖におびえ、つねに苛立っていて、被害妄想的にもなっています。

4年間世話をし続けた父は亡くなったものの、その間に彼女は大学も中退しなければならなかったし、他に誰にも頼れなかったのだから、本当につらかっただろうと思います。

優しく接しようとする姉や友人さえも信じられず、逆に毒を吐く様子は、見ていて痛々しい感じです。実際にこんな人につき合わされたら、うんざりするでしょうが、こうして映画で見ると、この人の本当のかわいいところ、控えめなところ、ネガティブになって逃げようとする気持ちなども、共感が持てるのが不思議です。

私自身がこの映画を気に入ったもう1つの理由は、シカゴが舞台だからかもしれません。ビル街や高速道路や、郊外の住宅地や、オヘア空港が、みんななつかしいです。

ニューヨークの住人である姉は、キャサリンをニューヨークに連れて帰ろうとして、「あっちは楽しいよ」みたいなことも言うのですが、見ていた私はすでにキャサリンに味方してしまっていたし、アメリカではシカゴ以外は住んだこともなくてあまり知らないので、すっかり一緒になって「なにがニューヨークだ」という気になってしまいました。

この映画のキャッチコピー(Tag line)は、The biggest risk in life is not taking one. だそうです。映画を見たら、確かにこれにも納得します。

映画の終わり近くで、以前どこかで読んだか聞いたことのあるイディオムが出てきました。ネイティブの英語の先生から聞いたのだったような気がします。steal someone's thunder です。

If you steal someone's thunder, you get the attention or praise that they thought they would get, usually by saying or doing what they had intended to say or do.

「ある人が、他の人の考えなどを盗むか、あるいは偶然同じ考えに行き当たり、それを先に発表して、称賛や注目を先に奪ってしまう」という意味ですね。「それ、言おうと思ったのに!」は、You stole my thunder! と言えます。

このイディオム、考えてみると、この映画のストーリーの重要なキーワードとも言えます。


監督:ジョン・マッデン
出演者:グウィネス・パルトロウ、 アンソニー・ホプキンス、 ジェイク・ギレンホール、 ホープ・デイヴィス
収録時間:100分
レンタル開始日:2006-08-25



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Tag:映画.映画 英語の.慣用表現


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コメント - 2

bibinba  2007, 10. 03 (Wed) 08:17

「雷を盗む」ですか?
とても面白い表現ですね。
勉強になりました。 ^ ^

編集 | 返信 |  

Applecheese  2007, 10. 03 (Wed) 09:55

bibinbaさん

確かに面白い表現ですよね。雷なんて所有することもできないのに、盗むというのは不思議です。

編集 | 返信 |  

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