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私はかつてエンジニアの仕事をし、その後は技術翻訳をしていたので、英語の技術用語や学術用語は、もともと多く知っていました。

最近は、CNNやBBCのテレビの音を聞きながら、翻訳とは違う別の仕事をしていることが多いのですが、これまで理系の技術・学術用語としてしか知らなかった単語が、より一般的な意味や、文系の用語としても使われているのを新たに知ることが多いです。

今日は、ニュースの中で政治分野のコメンテーターが、「推測する」 に近いような意味で extrapolate と言っているのを聞いて、そういう使い方もあるのかと感心し、納得したところです。

理系の人が使う extrapolate は、「外挿する」と訳す場合が多く、例えば(x,y)=(3,3) と (x,y)=(10,10) という2つのデータがあるときに、実際にはデータのない x=20 の場合について、y=20 だと推定するようなことを意味します。

うまく説明できないので例を使いましたが、ウィキペディアに簡潔な説明がありました。「外挿(がいそう、英: Extrapolation、補外とも言う)とは、ある既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を求めること。またその手法を外挿法(補外法)という。」

英語で書かれた学術用語の辞典にも、こうした専門的な定義が出ていると思いますが、一般向けの英英辞典では、専門用語ではない一般的な語義を説明しています。

If you extrapolate from known facts, you use them as a basis of general statements about a situation or about what is likely to happen in the future. (コウビルド英英辞典より)

なるほどなあと思ったあとで、じゃあ interpolate はどうなのか、と疑問が湧いてきました。interpolate は、技術・学術的には「内挿する」で、さきほどと同じ2つのデータの例で言えば、x=6 の場合は y=6 だと推定するようなことを意味します。

そこで辞書を引いてみると、案の定、技術・学術用語ではない一般的な意味があることが分かりました。

If you interpolate a comment into a conversation or some words into a piece of writing, you put it in as an addition.

英和辞典には、「・・・に口をはさむ」や、「・・・に書き入れる」とありました。

技術的な意味しか知らなかった単語で、あとから一般的な意味を知ったものは他にもいろいろあるので、また機会があれば紹介してみたいと思います。
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Tag:英語の.単語


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