数日前から、ハワイのキラウェア山のふもとの住宅街や道路に亀裂fissure)が生じて、そこから溶岩(lava)が吹き出しているというニュースが伝えられています。

この 亀裂裂け目 という意味の英単語 fissure ですが、私がCNNのニュースを見ている限りでは、キャスターやレポーターのうち、10人中8人ぐらいが「フィジャー」と発音しています。

ただ、全員ではなく、明確に「フィッシャー」と発音している人も、少なくとも2人いました。

私は今回このニュースを見るまで、fissure の発音は「フィッシャー」で、それ以外の発音はないと思っていましたが、パソコンに入れている複数の英和辞典で発音記号のところを見てみると、「フィッシャー」と「フィジャー」の二通りの発音を載せている辞書と、「フィッシャー」だけを載せている辞書がありました。

これは私の推測ですが、もしかすると、「フィジャー」という発音は最近になって増えてきた新手の発音かもしれません。

そこで思い出したのですが、「核分裂」= nuclear fission の fission も、「フィッション」と「フィジョン」の二通りの発音があります。こちらも辞書で調べてみると、両方の発音を載せている辞書と、「フィッション」だけを載せている辞書がありました。

推測が多くて申し訳ないですが、フィジャーやフィジョンと発音する人の割合は、イギリス人よりアメリカ人に多いような気もします。

果たして、フィジャーやフィジョンの発音が「新手の発音である」という推測と、「アメリカ人に多い」という推測は、当たっているでしょうか?現役バリバリの辞書編纂者lexicographer)なら、答えてくれるかもしれません。また、国際会議に参加するような火山学者(volcanologist)や原子力技術者の人にも、聞いてみたい気がします。
 
ちなみに、今回の地面の亀裂を fissure ではなく crack と言っているニュース番組もたくさんありました。crack の方が一般的で分かりやすく、fissure の方は、使える対象がより狭く限定的だと言えます。

A fissure is a deep crack in something, especially in rock or in the ground. (コウビルド英英辞典より)

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