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最近ニュースで、open the floodgates とか、the floodgates are opened と言っているのを聞きました。

これは、ある出来事が、「他の多くの人が行動を起こすきっかけになる」という意味です。

この表現が使われていたニュースとは、大物映画プロデューサーの Harvey Weinstein (ハーヴィー・ワインスティーン)という人物が、若い女優などに対して長年に渡ってセクハラを繰り返していたことが明らかになり、それをきっかけにして多くの女優たちが「私も被害者だ」と声を上げ、さらには、他の職場で他の相手からセクハラされた人たちも声を上げ始めているというものでした。

この動きは英語圏以外にも広まり始めているので、そろそろ日本でも「実は私もセクハラ被害者だ」と名乗り出る人が増え始めるかもしれません。

それはさておき、open the floodgates と聞いて、日本語の「堰を切る」をイメージしたのですが、それぞれを辞書で調べてみると、比喩というか、慣用句として使われる場面に少しズレがあるような気がしました。

以下、THE FREE DICTIONARY から open the floodgates に関する定義と説明を引用します。

open the floodgates: To allow for a great many things to happen or people to do something as the result of another related action.

If an event, action, or decision opens the floodgates, it makes it possible or likely that a particular thing will be done by many people or happen a lot of times.

今回のセクハラの告発は勇気ある最初の1人から始まって多くの人に広まったようなので、この表現がぴったりはまるということが理解できます。

ひるがえって、こういう状況に対して日本語の「堰を切る」を使うのは少し難しい気がします。また逆に、「こらえていた涙が堰を切ったかのように流れ出した」は日本語的にはOKですが、それを英訳するのに open the floodgates を使うのは無理がありそうです。

比喩ではなく、水が水門や堰を開いて大量に流れ出すという元々のイメージはほとんど同じなのですが、実際には比喩で使う場合がほとんどなので、そのまま言い換えることはできなさそうです。
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Tag:英語の.ニュース 英語の.慣用表現


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