雑誌TIMEに、ドイツ南部の州で3月27日に行われた議会選挙について、以下のように書かれていました。

Voters in southern Baden-Württemberg state ousted the Christian Democrats - the party of Chancellor Angela Merkel - who had governed there since 1953. A coalition led by Greens steps in, buoyed by vast public distrust of nuclear power in the wake of the disaster at Japan's Fukushima plant. Merkel has long espoused pro-nuclear policies, and a hasty about-face couldn't prevent one of her worst political defeats.

最初の文は、要は、ドイツ南部のバーデン・ビュルテンベルク州の選挙でメルケル首相のキリスト教民主同盟が敗北し、1953年から続けてきた第一党の座を降りたということです。「首相」を表す英単語は、なぜかドイツとオーストリアの首相だけは Chancellor(発音はチャンセラー)で、日本やイギリスなど、それ以外の国の首相は Prime Minister です。

次の文の coalition は(政党などの)「連合」です。buoy は、名詞ならば海などに浮かべる「ブイ」ですが、ここでは動詞で、「浮かせる」や 「元気づける」 という意味です。buoy の発音は、ブイというよりは、ボーイに近い感じです。この文全体の意味は、「緑の党が率いる政党連合は、日本の福島の原発事故を受けて市民に広がった原発不信に勢いづけられて与党の座に躍進した」・・・という感じです。

If someone in a difficult situation is buoyed by something, it makes them feel more cheerful and optimistic.(コウビルド英英辞典より)

最後の文の espouse(エスパウズと発音)という単語は知りませんでしたが、(主義・説を)「支持する」「採用する」 という意味だそうです。妻や夫のことを意味する「配偶者」=spouse という言葉があるので、それに関係しているのかと思って調べてみたら、古くは「妻にする」や「嫁にやる」という意味だったのが発展して「採用する」や「支持する」になったそうです。

If you espouse a particular policy, cause, or belief, you become very interested in it and give your support to it.

about-face「回れ右」 です。回れ右もそうですが、180度の方向転換をするという意味の言い方としては、たまたま先週の英語レッスンのテキストに、make a 180 というのが出ていました。180のところは、ワン・エイティーと発音します。

最後の文の全体的な意味は、「メルケル氏は長年に渡って原発推進政策を支持してきたため、今回あわてて政策転換したものの、自身にとって過去最悪の敗北は避けられなかった」ということです。
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