2週間ぐらい前に、ふと思いついてNHKの夜9時のニュースを英語音声で聞いていたら、shot in the arm という言葉が聞こえてきました。

これはイディオム(慣用表現)で、「元気を回復させるもの」という意味です。shot には「銃撃」などの意味もありますが、ここでは「注射」の意味です。英辞郎 on the Web には、「カンフル剤」、「酒」、「麻薬注射」という訳も出ていて、以下の例文が紹介されていました。

◇ A glass of wine will give him a shot in the arm.
ワインを1杯飲めば、彼は元気になるだろう。

◇ I think it will be a big shot in the arm for the community.
その地域社会にとってそれが大きなカンフル剤になるんじゃないかな。

THE FREE DICTIONARY を見てみたら、shot in the arm の文字通りの意味(literal meaning)として「薬剤の注射」を挙げ、比喩的な意味(figurative meaning)として、"a boost or act of encouragement" と "a drink of liquor" とありました。

私が見たNHKのニュースの内容は、村上春樹の 『1Q84』 が出版業界の shot in the arm になるかもしれない・・・というものでした。もしかしたら、日本語のニュース原稿では、「カンフル剤」という言葉が使われていたかもしれないと思っています。

ところで、カンフル剤って比喩としてはよく聞くけど、実生活で、たとえば知り合いがカンフル剤を打ってもらった・・・などという話は聞かないですよね。前にも書きましたが、カンフルは英語では camphor(カンファー)で、「樟脳」(しょうのう)のことです。呼吸器系の興奮剤としてかつて多用されたそうです。
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