広辞苑でナルシストを調べようとしたら、ナルシシストという見出し語の説明の中に含まれていたので、ちょっと意外でした。日本では、「ナルシスト」としか言わないのかと思っていました。英語では、narcissist です。

narcissist は自己陶酔的な人ですが、「自己陶酔的な」というのは、narcissistic(ナルシシスティック)と言えます。

If you describe someone as narcissistic, you disapprove of them because they think about themselves a lot and admire themselves too much.(コウビルド英英辞典より) 

narcissist や narcissism という言葉の由来は、ギリシャ神話で、水面に映った自分の姿に恋い焦がれて死に、スイセンの花になったと言われる美青年ナルシス(ナルキッソス)です。英語では、この美青年ナルシス(ナルキッソス)を Narcissus(ナルシッサス)と言い、植物のスイセンも、同じく narcissus(ナルシッサス)と言います。

Narcissus:
A young man who pined away in love for his own image in a pool of water and was transformed into the flower that bears his name.(THE FREE DICTIONARY より)

この説明の中の pine という動詞は、単体では(~を)思い焦がれる、恋い慕うという意味で、away がつくと、(悲しみ・後悔・苦しみ・空腹などで)やつれる、やせ衰えるという意味だそうです。ここでは、pined away in love で、「恋に苦しんでやせ衰えた」という感じでしょうか。ギリシャ神話の Narcissus の簡略で分かりやすい説明は、こちら(「逸話」の部分)にありました。

ナルシスと言われると、思い出す歌があります。「異邦人」で有名な久保田早紀の、その名も「ナルシス」という歌です。雰囲気のある歌の世界を作り出すのがうまいなあ・・・とよく思ったものでした。

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