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dot the i's and cross the t's というイディオムがあります。dot your i's and cross your t's の場合もあります。「i の点を打ち、t の横棒を書く」ということですが、英語で文章を書くときに、アルファベットの「i」の上の点を打ち、「t」の短い横棒を書くということで、「細かいところまで気を配る」という意味です。 

これを使って、例文を考えてみました。ちょっと私自身の実感がこもった例文になりました。

Translation is a kind of job that requires you to dot your i's and cross your t's. (翻訳は、細かいところまで気を使わなければならない仕事だ)

以下、コウビルド英英辞典の説明を引用しておきます。

If you say that someone dots the i's and cross the t's, you mean that they pay great attention to every small detail in a task; often used to express your annoyance because such detailed work seems unnecessary and takes a very long time.

これを読んでいて、「重箱の隅をつつく」という訳もあるなあと思いました。

ただ、実際のアルファベットの i の点と t の横棒は、もし本当に書かないと区別がつかないので、不必要とはいいにくいですよね。

i の点と t の横棒は、ブロック体で書くときは1文字ごとに書きますが、筆記体(cursive handwriting)で書く場合には、単語を書き終わるごとに書くことになると思います。

私は中学校で初めて英語を勉強したときに筆記体の練習をしたので、大人になっても最初のうちはよく筆記体で英語を書いていました。でも、アメリカに住んで、筆記体を書く人がほとんどいないのに気がついてからは、アメリカ人をまねて、ブロック体風に、1文字ずつ書くようになりました。

今の私の実際の翻訳の仕事は、すべてパソコン上なので、i の点とか t の横棒を気にする必要はありませんが、他の細かいところは、いろいろと気をつけなければなりません・・・。


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言葉の細かいところが気になるのは職業病かもしれませんが、もともとそういう性格だからこういう職業に就いたとも言えます。

NHKの夜9時からのニュースの最後の方にスポーツコーナーがありますが、その中で、大リーグ情報を伝えた後で、続けて日本のプロ野球のニュースに移る場合に「続いてはプロ野球です」と言うことがあって、気になります。

どういうことかというと、「じゃあ、大リーグはプロ野球とちゃうんかい!」という突っ込みを入れたくなるのです。大リーグはアメリカのプロ野球なのだから、「大リーグ」VS「プロ野球」のような言い方をされると、大リーグがプロでないと言っているような気がしてしまうのです。「次は日本のプロ野球です」なら、まったく問題はないのですが・・・。

夜9時のニュースは英語音声もあるはずだから、機会があったら、英語でどう言っているのかを確認してみたいです。もし自分が、「次はプロ野球です」を英語で言えと言われたら、親切心で、Next, Japanese professional baseball. と言うだろうと思います。

元の日本語にない Japanese を補足しているわけですが、こういう補足は、私自身は、普段の翻訳の仕事の中でも結構たくさんしてしまう傾向があります。ただ、やり過ぎると、「そんなことは原文には書かれていないではないか」と言う人がいる可能性もあるので、以前と比べると自制しているのも事実です。

口頭でやる通訳なら、これぐらいの補足はどんどん積極的にやるのでしょうが、文字に残る翻訳では、こういう補足は最小限にするという方針の人も結構多いと思います。ただ、それだと、原文の言おうとしていることが伝わりにくくなったり、誤解の原因になる可能性もあると思います。必要なのは、バランス感覚だと思います。


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産業機械や家電製品やソフトウェアのマニュアルの中には、読みやすくて良くできていると感心するものもあれば、読みにくかったり、情報を探しにくかったりする、困ったものもあります。

私もいろんなマニュアルの英文和訳や和文英訳をしてきましたが、つい、自分の訳文の良し悪しを棚に上げて、元のマニュアルの良し悪しに思いを巡らせてしまうこともあります。

『わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック』は、マニュアルの執筆者向けに書かれた本ですが、外国語で書かれたマニュアルを日本語に訳す仕事をする人にも、参考になると思います。私は翻訳の仕事を始めた頃によく読み、参考にしました。

あと、最近本屋で立ち読みして、結局買っていないのですが、英文でマニュアルを書くときや、日本語のマニュアルを英訳するときに参考になりそうな本として、『ネイティブの心をつかむ英文マニュアル作成メソッド』があります。フォントや行間や余白の話は、私にとっては当たり前で退屈な気がしましたが、分かりやすい英文の書き方は、とても参考になると思いました。


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