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カレー風味でご機嫌取り


「(人の)ご機嫌を取る」「(人の)顔色をうかがう」「(人に)こびへつらう」 という意味で、curry favor with ~ という英語の表現があります。この場合の curry は、食べるカレーとつづりは同じですが、意味と語源は、カレーとはまったく異なります。

If one person tries to curry favor with another, they do things in order to try to gain their support or cooperation. (コウビルド英英辞典より)

その curry favor with ~ が使われているのを、久しぶりに見かけました。見かけたのは、雑誌TIMEの、エジプトの政変に関する記事の中でした。ムバラク大統領が、まだなんとか地位を維持しようとしていたときの話です。

His new Cabinet also announced 15% raise for all state employees, an unsubtle attempt to curry favor with the 6 million people on the government payroll.

彼の新しい内閣は、すべての公務員の給与を15%上げることも発表した。これは政府が給与を支払う600万人の歓心を買おうというあからさまな試みだ。

上の日本語訳で 「歓心を買う」 を使おうと思った過程を説明してみたいと思います。まず、一番上に挙げた「ご機嫌を取る」などの訳が、どうもしっくりこないと思いました。そして、「なだめる」を思いついたのですが、それでもしっくりこない気がして、「なだめる」を和英辞典で引きました。すると、いくつかの英単語の中で appease が目につきました。appease を英和辞典で引くと、「歓心を買う」の訳があり、これだと思ったわけです。

こういう風に説明すると、ずいぶんややこしいことをして訳語を選んでいると思われるかもしれませんが、パソコンの辞書で2~3回検索するだけなので、たいしたことではありません。というか、頭の中から泉のように言葉が湧いてくるような才能はないので、普段の翻訳の仕事では、こういうことを毎日、何十回と繰り返しています。もちろん、日本語の類語辞典で、すぐに他のいい候補が見つかることもあります。

それはさておき、今回 curry favor を見て、curry flavor(カレー風味)に字面が似ているなあと思いました。カレー風味が大好きな人のご機嫌を取るには、カレー風味の食べ物を与えるのが効果的かもしれません。Maybe you can curry favor with him by adding curry flavor to his food? ・・・という感じでしょうか。

英文和訳のコツ~名詞を動詞に読みほどく


翻訳の技術を教える本などに必ず出てくる基本的なコツの1つに、英語の名詞を日本語の動詞に読みほどく ・・・というのがあります。

たとえば、以下の英文を訳すとします。

His stubborn refusal surprised me.

ここで、動詞に読みほどく名詞は、refusal(拒否)です。もし動詞に読みほどかないとしたら、以下のような訳になってしまいます。

彼の頑固な拒否は私を驚かせた。

動詞に読みほどくと、例えば以下のように訳せます。

彼が頑強に拒んだので、私は驚いた。


次の例を見てみます。

◇ She was relieved by his absence.

absence を動詞に読みほどかず、名詞のまま訳そうとしたら、どうなるでしょう。

・彼女は、彼の不在によって安心した。

動詞に読みほどけば、例えば以下のように訳せます。

・彼女は彼がいないのでほっとした。


もちろん、この方法はうまく当てはまる場合と当てはまりにくい場合があります。翻訳の基本を教える講座などでは、このコツを使えばうまく訳せる英語の例文をたくさん用意して、学習者に練習をさせます。

学習者は、練習をしているうちに、特にコツとか技術などと意識しなくても、この方法がうまく当てはまるところで自然に使えるようになっていきます。


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