明け方の薄明かりの中で ママは大丈夫そうだった
ただ 少し心配して 疲れているようだった
パパがまた飲んでいるのを隠していたけど
顔にできた跡を見れば 誰のせいかは明らかだった
その夏 私はまだ8歳で じゃまもの扱いばかりされているような気がして
7月4日の独立記念日に 一人で町の催しを見に行った
とても小さな町だったから うわさはあちこちに広まっていた
あいつはあぶない男だと
でもママは 誇りを失うことなくがんばり続けた
勝ち目がないことは 分っていながら
陰口を言う人や おおっぴらにうわさする人もいたけど
ほんとんどの人たちは 見て見ぬふりをしていた
そして最後には時間切れがやってきて
独立記念日の頃には 周りには誰もいなくなっていた
自由よ鳴り響け 白い鳩よ歌え
世界中に告げ知らせてほしい
この日はすべてを清算する 審判の日なのだと
弱者を勝者に変えて 偽善を悪として裁き
石を裏返して 罪人には罰を与えよう
今日は独立記念日なのだから
その年の7月4日 ママの放った火は
消防士が到着する頃には 空を赤く染めていた
彼らは 炎を鎮め 関係者の名前をメモしただけで
私は郡の救済施設に入れられた
私は ママのしたことが 正しいとか間違いだとか言いたくはない
ただ そうするしかなかったのかもしれないと思う
たった一人で革命を起こした
その日が独立記念日だったのだと
自由よ鳴り響け 白い鳩よ歌え
世界中に告げ知らせてほしい
この日はすべてを清算する 審判の日なのだと
弱者を勝者に変えて 偽善を悪として裁き
石を裏返して 罪人には罰を与えよう
今日は独立記念日なのだから
※この曲のオフィシャルビデオは、こちらです。(訳したあとであらためて見たら、泣けてしまいました)
If someone talks about the day of reckoning, they mean a day or time in the future when people will be forced to deal with an unpleasant situation which they have avoided until now. (コウビルド英英辞典
物語などによく出てくる典型的な登場人物に、「絶体絶命の乙女」(=damsel in distress)があります。私は、キングコングにつまみ上げられて助けを求める若い女性や、ポパイのオリーブなどを思い浮かべます。Wikipediaの説明で確認してみたら、ポパイのオリーブは例に挙げられていて、自分のイメージが間違っていないと分かり、安心しました。
damsel(ダムゼル)は、若い未婚の女性や貴族の娘という意味で、おとぎ話などによく出てくるような、古い感じのする言葉です。日本語だと、やっぱり「乙女」が似合います。
A damsel is a young, unmarried woman. (コウビルド英英辞典
distress(ディストレス)は、「苦境」、「災難」、「不幸」、「苦痛」などの意味があります。物語の中で、damsel in distress は、たいてい、勇気あるかっこいいヒーローによって救われます。
Distress is the state of being in extreme danger and needing urgent help.
なので、今の世の中の実生活でも、例えば、階段で重い荷物と格闘している女性や、車のタイヤがパンクしてどうやってスペアータイヤに取り替えたらいいかわからずに困っている女性など、優しさや才能や力や勇気のある男性が救えるような状況にいる女性のことを、少しふざけて damsel in distress と言うことがあります。
苦境から救ったあとでお礼を言われ、聞かれても名を告げずに去っていくのは、男の美学ですよね。その瞬間は自分に酔いつつも、「もったいないことをした・・・」と、あとで後悔するのかもしれません。何がもったいないのか、よく分かりませんが・・・。
英会話クラスで使っているテキスト 『日本人でも超えられるネイティブ英語の壁』
この意味自体は知っていたのですが、テキストには、その語源が説明されていて、これがまったくの初耳でした。Brownie(ブラウニー)とは、スコットランドで信じられている妖精で、農家の家事や夜なべ仕事などを手伝ったりするそうです。brownie point は、妖精ブラウニーが人助けをして信用を得ることから来ていたんですね。
If someone does something to score brownie points, they do it because they think they will be praised for it.(コウビルド英英辞典
(※追記 - ASAKA.YUTAKAさんのコメントにもあるように、brownie points の語源については、ガールスカウトの年少組(= The Brownies)が功績に応じて獲得するポイント(= brownie point)など、いくつかの説があるようです)
brownie という言葉自体は、スコットランドの妖精の他にも、チョコレート味のケーキという意味もあります。以前にも紹介しましたが、欧米などでは、マリファナ入りのブラウニー(pot brownies)を作る人もいるようです。
私は、少し前に、オートミール(oatmeal)とホットケーキミックスで、実験のつもりで、炊飯器を使ってブラウニーを作りました。もちろん、マリファナは入っていませんが、ココアでチョコレート味をつけ、クルミ(walnuts)も入れました。なかなかおいしかったです。今度は、洋酒に漬けたレーズンなんかも入れてみたいです。


おとぎ話をしょっちゅう読む年ではないので、妖精などについて知る機会はたまにしかありませんが、それでも、何かの話に出てきたときなどに、少しずつ覚えてきています。例えば troll や gnome や elf などが印象に残っています。

