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アレサ・フランクリンAretha Franklin)が亡くなったので、欧米のニュース番組では彼女の足跡をたどる映像や、交流のあったさまざまな著名人へのインタビューなどがたくさん放送されています。

すい臓ガンpancreatic cancer)を患っていたそうです。

日本では「アレサ」と書き、「アレサ」と発音するのが通例ですが、英語では、「レ」のところを「リ」と発音し、しかも「リ」が少し長めなので、「アリーサ」という感じです。また、Aretha というつづりを見ればわかりますが、「サ」は日本語の「サ」とは違う発音です。

彼女の代表曲の1つに、Respect があります。

ここ数年、というか、最近の5~10年のあいだに、日本の芸能人やスポーツ選手や芸術家などが、「尊敬する」という意味で「リスペクトする」と言うのを聞く機会が増えています。こういう言葉の使い方は、以前なら、「英語かぶれ」か「海外かぶれ」と思う人が多かったと思いますが、今ではそう感じない人が増えてきているのかもしれません。

アレサ・フランクリンの Respect の歌詞を動画(→こちら)で見てみましたが、女性が、パートナーである男性に対して、「私のことを尊重してほしい」と主張していて、その「尊重する」の意味で respect という言葉が使われています。

日本の芸能人やスポーツ選手が使う「リスペクトする」は、大部分が「尊敬する」の意味で、あこがれの存在であるとか、自分がその道に進むきっかけになった・・・というような場合がほとんどです。いかにもコテコテの日本人なのに、「尊敬する」や「あこがれている」というわかりやすい言葉を使わずに、「リスペクトする」と言っている人を見ると、どこか恥ずかしいような残念なような気分になります。

一方、女性が夫や恋人に自分を「尊重してほしい」や「敬意を払ってほしい」というときの「尊重」や「敬意」は、口語的な日本語としては少しこなれていない感じなので、Respect の歌詞を訳した人がいたとしたら、どう訳したのか気になります。この「尊重」がしっくりこないと感じるとか、思い浮かばないとかいったバイリンガルの人が、日本語の会話中に言葉に困って「リスペクト」と言ったのであれば、許してあげたい気がします。

さて、そんな重箱の隅をつつくようなこだわりはこれぐらいにして、数多くある Aretha Franklin の動画の中から、ちょっと変わったところで、歌劇「トゥーランドット」の中の「誰も寝てはならぬ」(Nessun Dorma)を歌っているものを貼り付けておきます。

 

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Tag:英語の.単語 英語の.発音

英語で au というつづりの部分は、「オー」と発音する場合が多いです。automatic、Australia、caught、taught、August、naughty、Paul、Maureen、daughter、authority、sausage など、いろいろな例が思い浮かびます。

sauna trauma も、英語では、「ソーナ」や「トローマ」と発音する人の方が多いです。「サウナ」や「トラウマ」という発音は、英和辞典には併記されてる場合が多いですがが、英語話者が使う英英辞典では、省略されて書かれていないことも多いです。

sauna はもともとフィンランド語で、フィンランド語での発音は「サウナ」なのですが、英語を話す人は au というつづりを見ると反射的に「オー」と発音するので、そうなるのでしょう。

サウナの話になったので、英英辞典の定義を紹介しておきます。コウビルド英英辞典の1つ目の定義は、次の通りです。

If you have a sauna, you sit or lie in a room that is so hot that it makes you sweat. People have saunas in order to relax and to clean their skin thoroughly.

少し意外に思ったのは、施設としてのサウナではなく、「サウナに入ること」の説明になっていることです。施設としてのサウナは、2つ目の語義として紹介されています。

A sauna is a room or building where you can have a sauna.

trauma を「トラウマ」と発音する人は少数派とはいえ、sauna を「サウナ」と発音する人よりは多い印象です。また、trauma の語源は古代ギリシャ語とのことなので、日本で「トラウマ」と表記したり読んだりするのは、それなりに根拠があると言えそうです。

ところで、小池東京都知事が今日言っていたように、サウナのような暑い日が続いているので、2年後の東京五輪が心配になります。観客や選手が数多く熱中症になったりすると、運営の不手際などと言われて、それこそ日本のトラウマになるかもしれません。今からでもいいから、前回と同じ10月に変更するとか、できないのでしょうか。

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Tag:英語の.単語 英語の.ニュース

サミットというと、先進国首脳会議とも呼ばれるG7サミットや、それより多く20か国が参加するG20サミットなどがよく知られています。G7やG20サミットは、その時の開催地の名前を使って「洞爺湖サミット」、「伊勢志摩サミット」などのようにも呼ばれます。ちなみに、G7やG20とは、Group of 7 や Group of 20 の略だそうです。

では、それ以外にサミットと呼ばれる会合は何があるのか・・・と言われると、ちょっと答えに詰まるのではないでしょうか。

実は、英語の summit は、G7やG20などのように定期的に開催されたり、数カ国以上の首脳が参加したりする会合だけでなく、臨時の首脳会談や、二か国の首脳同士だけの会談の場合にも使われます。

A summit is a meeting at which the leaders of two or more countries discuss important matters. (コウビルド英英辞典より)

なので、英語のニュース番組では、数日前のカナダ・ケベック州の「G7シャルルボワ・サミット」に続けて、シンガポールで行われた米朝首脳会談も、Trump Kim summit とか、North Korea US summit と言ったり、話の中で this summit in Singapore などと表現されたりしていました。

ところで、今回、G7の方のニュースを見ていて、Quebec を「ケベック」ではなく、「クウォベック」のように発音する人がかなり多いということに気がつきました。私が見ていた限りでは、「ケベック」に近い発音の人と、「クウォベック」のような発音の人は、半々ぐらいの印象です。


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Tag:英語の.単語 英語の.発音