サミットというと、先進国首脳会議とも呼ばれるG7サミットや、それより多く20か国が参加するG20サミットなどがよく知られています。G7やG20サミットは、その時の開催地の名前を使って「洞爺湖サミット」、「伊勢志摩サミット」などのようにも呼ばれます。ちなみに、G7やG20とは、Group of 7 や Group of 20 の略だそうです。

では、それ以外にサミットと呼ばれる会合は何があるのか・・・と言われると、ちょっと答えに詰まるのではないでしょうか。

実は、英語の summit は、G7やG20などのように定期的に開催されたり、数カ国以上の首脳が参加したりする会合だけでなく、臨時の首脳会談や、二か国の首脳同士だけの会談の場合にも使われます。

A summit is a meeting at which the leaders of two or more countries discuss important matters. (コウビルド英英辞典より)

なので、英語のニュース番組では、数日前のカナダ・ケベック州の「G7シャルルボワ・サミット」に続けて、シンガポールで行われた米朝首脳会談も、Trump Kim summit とか、North Korea US summit と言ったり、話の中で this summit in Singapore などと表現されたりしていました。

ところで、今回、G7の方のニュースを見ていて、Quebec を「ケベック」ではなく、「クウォベック」のように発音する人がかなり多いということに気がつきました。私が見ていた限りでは、「ケベック」に近い発音の人と、「クウォベック」のような発音の人は、半々ぐらいの印象です。


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Tag:英語の.単語 英語の.発音

私はかつてエンジニアの仕事をし、その後は技術翻訳をしていたので、英語の技術用語や学術用語は、もともと多く知っていました。

最近は、CNNやBBCのテレビの音を聞きながら、翻訳とは違う別の仕事をしていることが多いのですが、これまで理系の技術・学術用語としてしか知らなかった単語が、より一般的な意味や、文系の用語としても使われているのを新たに知ることが多いです。

今日は、ニュースの中で政治分野のコメンテーターが、「推測する」 に近いような意味で extrapolate と言っているのを聞いて、そういう使い方もあるのかと感心し、納得したところです。

理系の人が使う extrapolate は、「外挿する」と訳す場合が多く、例えば(x,y)=(3,3) と (x,y)=(10,10) という2つのデータがあるときに、実際にはデータのない x=20 の場合について、y=20 だと推定するようなことを意味します。

うまく説明できないので例を使いましたが、ウィキペディアに簡潔な説明がありました。「外挿(がいそう、英: Extrapolation、補外とも言う)とは、ある既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を求めること。またその手法を外挿法(補外法)という。」

英語で書かれた学術用語の辞典にも、こうした専門的な定義が出ていると思いますが、一般向けの英英辞典では、専門用語ではない一般的な語義を説明しています。

If you extrapolate from known facts, you use them as a basis of general statements about a situation or about what is likely to happen in the future. (コウビルド英英辞典より)

なるほどなあと思ったあとで、じゃあ interpolate はどうなのか、と疑問が湧いてきました。interpolate は、技術・学術的には「内挿する」で、さきほどと同じ2つのデータの例で言えば、x=6 の場合は y=6 だと推定するようなことを意味します。

そこで辞書を引いてみると、案の定、技術・学術用語ではない一般的な意味があることが分かりました。

If you interpolate a comment into a conversation or some words into a piece of writing, you put it in as an addition.

英和辞典には、「・・・に口をはさむ」や、「・・・に書き入れる」とありました。

技術的な意味しか知らなかった単語で、あとから一般的な意味を知ったものは他にもいろいろあるので、また機会があれば紹介してみたいと思います。

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Tag:英語の.単語

数日前から、ハワイのキラウェア山のふもとの住宅街や道路に亀裂fissure)が生じて、そこから溶岩(lava)が吹き出しているというニュースが伝えられています。

この 亀裂裂け目 という意味の英単語 fissure ですが、私がCNNのニュースを見ている限りでは、キャスターやレポーターのうち、10人中8人ぐらいが「フィジャー」と発音しています。

ただ、全員ではなく、明確に「フィッシャー」と発音している人も、少なくとも2人いました。

私は今回このニュースを見るまで、fissure の発音は「フィッシャー」で、それ以外の発音はないと思っていましたが、パソコンに入れている複数の英和辞典で発音記号のところを見てみると、「フィッシャー」と「フィジャー」の二通りの発音を載せている辞書と、「フィッシャー」だけを載せている辞書がありました。

これは私の推測ですが、もしかすると、「フィジャー」という発音は最近になって増えてきた新手の発音かもしれません。

そこで思い出したのですが、「核分裂」= nuclear fission の fission も、「フィッション」と「フィジョン」の二通りの発音があります。こちらも辞書で調べてみると、両方の発音を載せている辞書と、「フィッション」だけを載せている辞書がありました。

推測が多くて申し訳ないですが、フィジャーやフィジョンと発音する人の割合は、イギリス人よりアメリカ人に多いような気もします。

果たして、フィジャーやフィジョンの発音が「新手の発音である」という推測と、「アメリカ人に多い」という推測は、当たっているでしょうか?現役バリバリの辞書編纂者lexicographer)なら、答えてくれるかもしれません。また、国際会議に参加するような火山学者(volcanologist)や原子力技術者の人にも、聞いてみたい気がします。
 
ちなみに、今回の地面の亀裂を fissure ではなく crack と言っているニュース番組もたくさんありました。crack の方が一般的で分かりやすく、fissure の方は、使える対象がより狭く限定的だと言えます。

A fissure is a deep crack in something, especially in rock or in the ground. (コウビルド英英辞典より)

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